2022年05月12日
娘ちゃんの子供の初着 その2
娘ちゃん夫婦の長男が産まれたので
初着を作成したのですが
(初着の紹介はこちらから…)
今回は、その製作過程の記録です。
(備忘がてら長文です。)
娘の妊娠が判明し、安定期に入って
赤ちゃんの性別が分かったら
初着をプレゼントしたいなあ~
と、思っていました
嫁ぎ先の母君にも相談したところ
ご快諾頂きましたので
娘の着物を染めて頂いた縁のある
京都の染工房「遊」さんに相談することにしました
とはいえ・・・
初着をお願いするのは初めて
息子の初着は既製品を購入したので
どういう手順で作ればよいのか
全く分かりませんでした
まずは、自分の頭の中の構想を
言葉で表すことから・・・
せっかくの男児の初着ですから
伝統的な熨斗目模様(横段模様)に
したいな思っていました
そして、以前作って貰った娘の虹模様の着物や
それに描かれていたデザインも
取り入れてほしいなあと思っていました
その時の私のイメージはこんなの
作:Qちゃん画伯
ああああ、頭の中を
お見せできれがよいのですが…
最初からこんな下手絵は
見せられないので
文字にしてイメージをお伝えしたら
染工房「遊」から提案いただいた
最初のデザインがこちら
いきなり高いクオリティの
デザイン画をいただきました
私のお願いした通り
おもちゃ箱から色んな物が
飛び出ているイメージです
ただ、伝統的な熨斗目模様か?
と言われると、ちょっと違うような
ということで、娘も加え
工房と三者でやりとりしていましたら
どうも、娘は柄置きとしての「熨斗目模様」を
模様としての「束ね熨斗」と思っていたらしく
やり取りに、だんだんと齟齬がでてきました
うーん、これは出来上がるのかしら?
と、チョット挫折しかけた頃
染工房「遊」さんから
束ね熨斗の真ん中におもちゃ箱を配し
熨斗を虹柄にするという
画期的なアイディアをご提案いただきました
これなら、私も娘も満足です
さすがプロは違います!
伝統的な模様と、現代的なデザインが
しっくりと調和する形ができました
あとは全体的に見た時「熨斗目模様」に見えるよう
何か、横一段の模様を入れて欲しいと思っていたら
娘がぼかしで雲模様を入れることを
提案してくれました
が、これを実際に作るとなると
一点ものなので、コストが掛かりすぎます
とアドバイス頂きましたので
娘が再度、襟にかからないような
横一段のぼかしを考えてくれました
うんうん、イメージはこんな感じです
ただ、お宮参りの初着となると
今度は軽すぎ、女児っぽくも
なった気がします
そこでまた、娘が
色を変えてみたり
ぼかしの幅を変えてみたりと
工夫した結果
藍色がキリリと横一段に入るデザインが
ようやく出来上がりました
それから、細かな彩色や
柄の大きさや配置の調整も経て
出来上がった最終デザインが
こちらです
最初の私のイメージとは似ても似つかぬ
素晴らしいデザインを作っていただきました
並行して染める生地も選び
娘が実際の染め色を
送って頂いた色見本より選んだのが
2月の上旬
染め始めたのが2月中旬で
彩色に入ったのが3月中旬
工房より送って頂いた彩色の写真です
美しいぼかしの入った反物に
手描きで色を載せて貰ってます
彩色すると更に美しさが増します
最後に、虹色の青い色が
地色と同化するからと…
塗り直しして下さり
ようやく、染めあがりました!
と、連絡いただきましたのが
3月30日
娘が出産したのが
3月31日
我が家に反物が届いたのが
4月1日
それから、つてを頼って探した
和裁士さんに仕立てをお願いしに行って
無事、今回のお宮参りに至ったのでした
写真撮影は三原由宇出張写真室
皆さんの多大なるご協力と
愛情の詰まったこの初着
きっと、これから育つ赤ちゃんの
未来を明るく照らし
邪悪なものを振り払ってくれる
チカラがあると信じてます
尚、今回の日記に掲載しております
デザイン画や写真は画伯の絵を除いて
全て染工房「遊」に著作権があります
初着を作成したのですが
(初着の紹介はこちらから…)
今回は、その製作過程の記録です。
(備忘がてら長文です。)
娘の妊娠が判明し、安定期に入って
赤ちゃんの性別が分かったら
初着をプレゼントしたいなあ~
と、思っていました
嫁ぎ先の母君にも相談したところ
ご快諾頂きましたので
娘の着物を染めて頂いた縁のある
京都の染工房「遊」さんに相談することにしました
とはいえ・・・
初着をお願いするのは初めて
息子の初着は既製品を購入したので
どういう手順で作ればよいのか
全く分かりませんでした
まずは、自分の頭の中の構想を
言葉で表すことから・・・
せっかくの男児の初着ですから
伝統的な熨斗目模様(横段模様)に
したいな思っていました
そして、以前作って貰った娘の虹模様の着物や
それに描かれていたデザインも
取り入れてほしいなあと思っていました
その時の私のイメージはこんなの
作:Qちゃん画伯
ああああ、頭の中を
お見せできれがよいのですが…
最初からこんな下手絵は
見せられないので
文字にしてイメージをお伝えしたら
染工房「遊」から提案いただいた
最初のデザインがこちら
いきなり高いクオリティの
デザイン画をいただきました
私のお願いした通り
おもちゃ箱から色んな物が
飛び出ているイメージです
ただ、伝統的な熨斗目模様か?
と言われると、ちょっと違うような
ということで、娘も加え
工房と三者でやりとりしていましたら
どうも、娘は柄置きとしての「熨斗目模様」を
模様としての「束ね熨斗」と思っていたらしく
やり取りに、だんだんと齟齬がでてきました
うーん、これは出来上がるのかしら?
と、チョット挫折しかけた頃
染工房「遊」さんから
束ね熨斗の真ん中におもちゃ箱を配し
熨斗を虹柄にするという
画期的なアイディアをご提案いただきました
これなら、私も娘も満足です
さすがプロは違います!
伝統的な模様と、現代的なデザインが
しっくりと調和する形ができました
あとは全体的に見た時「熨斗目模様」に見えるよう
何か、横一段の模様を入れて欲しいと思っていたら
娘がぼかしで雲模様を入れることを
提案してくれました
が、これを実際に作るとなると
一点ものなので、コストが掛かりすぎます
とアドバイス頂きましたので
娘が再度、襟にかからないような
横一段のぼかしを考えてくれました
うんうん、イメージはこんな感じです
ただ、お宮参りの初着となると
今度は軽すぎ、女児っぽくも
なった気がします
そこでまた、娘が
色を変えてみたり
ぼかしの幅を変えてみたりと
工夫した結果
藍色がキリリと横一段に入るデザインが
ようやく出来上がりました
それから、細かな彩色や
柄の大きさや配置の調整も経て
出来上がった最終デザインが
こちらです
最初の私のイメージとは似ても似つかぬ
素晴らしいデザインを作っていただきました
並行して染める生地も選び
娘が実際の染め色を
送って頂いた色見本より選んだのが
2月の上旬
染め始めたのが2月中旬で
彩色に入ったのが3月中旬
工房より送って頂いた彩色の写真です
美しいぼかしの入った反物に
手描きで色を載せて貰ってます
彩色すると更に美しさが増します
最後に、虹色の青い色が
地色と同化するからと…
塗り直しして下さり
ようやく、染めあがりました!
と、連絡いただきましたのが
3月30日
娘が出産したのが
3月31日
我が家に反物が届いたのが
4月1日
それから、つてを頼って探した
和裁士さんに仕立てをお願いしに行って
無事、今回のお宮参りに至ったのでした
写真撮影は三原由宇出張写真室
皆さんの多大なるご協力と
愛情の詰まったこの初着
きっと、これから育つ赤ちゃんの
未来を明るく照らし
邪悪なものを振り払ってくれる
チカラがあると信じてます
尚、今回の日記に掲載しております
デザイン画や写真は画伯の絵を除いて
全て染工房「遊」に著作権があります
Posted by Qちゃん at 08:49│Comments(0)